前編からの続き。

 

 12時半過ぎに実家を出て、国会議事堂前へ。国会前で開催されるデモ『NO WAR! 憲法変えるな!4・19国会正門前大行動』に参加する。人生初のデモである。

 国会議事堂方面の出口は軒並み閉鎖されている。

 歩道も半分くらい封鎖されている。

 議事堂に面した道は全て閉鎖されているようである。

 会場へ向かって交差点を渡っているところへ右翼の街宣車が押し寄せてきて、大音量で罵声を浴びせてくる。適切な表現ではないかもしれないが、普段ネット上でしか見かけないネトウヨが現実世界に実在することに少しワクワクする。ただ、右翼の中には人種差別やヘイトスピーチに反対したり、国際協調を通した平和の実現に尽力している全うな団体もある(というかそれが本来の右翼)ので、彼らと今目の前にいる極右・ネトウヨはきちんと区別しなければならない。

 目の前で罵倒されるとさすがに迫力があるなと思っていたら、隣のお兄さんが顔色ひとつ変えずに中指を立てていたり、大学生くらいのグループが楽器を演奏して罵声をかき消そうとしていたり、いつの間にかなかなか熱い最前線に身を置いていた。

 国会正門前が近づくに連れてどんどん人が増えていく。思っていた以上に私(40歳)より若い人が多い。

 8日に行われた同様のデモ参加者について共同通信がスマホの位置情報データを分析したところ、30代が最多の29%、続いて20代が21%で、性別は女性が60%超だったとのこと。8日は平日の夜、今回は日曜日の昼なので分布は多少異なるだろうが、家族連れやカップルで来ている方々も多く、私が抱いていたデモのイメージとはかなり異なる。

 せっかくなので出来るだけ前のほうへ行こうと、国会前庭のメインステージ裏へ。

 14時、陽気な音楽に合わせてシュプレヒコールが始まる。リズムに合わせて身体を揺らしている人も多く、デモというよりフェスのような雰囲気である。「戦争反対」、「改憲反対」、「憲法守れ」などに加え、「税金は暮らしに使え」というコールは音楽のリズムも相まってお気に入りになった。

 好天に恵まれて良かったが、暑い。声を上げていると汗がどんどん出てくる。

 シュプレヒコールとスピーチが交互に繰り返される。田村智子さん(日本共産党委員長)のスピーチが始まった途端、警察があからさまに交通整理の音量を上げてきたりもしたが、ご本人や司会者が毅然とした対応で逆に場の空気を盛り上げており、さすがに場数が違うなと感じた。

 政治家の皆さんのスピーチはさすがの説得力だったが、それにも負けず劣らず仁藤夢乃さん(Colabo代表理事)や公募で登壇した一般の方々の訴えも印象的だった。特に、最後に登壇された高校生のお子さんを持つ一般の方の想いには強く共感させられた。

 憲法条文の読み上げも行われ、第99条と9条を、私も慌ててスマホで調べる。99条(天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。)は内容もよく覚えていなかったのだが、つくづく秀逸な条文だなと思う。

 9条(日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。)の主語が「日本国民」であることにも改めて気付かされた。先述のスピーチで仁藤さんが仰っていた「今私たちがやっているのは憲法の実践だ」というのは確かにその通りである。

 15時過ぎに終了。デモでこういう感想が適切なのかはわからないが、楽しかった。想像より遥かに明るい雰囲気だったことに加えて、自分の中にある率直な想いを声に出すという行為自体が精神衛生上とても良いことのような気がする。

 会場周辺の道は大混雑のようなので、国会前庭をしばらく散歩する。

 私はメインステージに近い場所にいたので気付かなかったが、前庭ではプラカードを持ちながらピクニックをしたり、お茶会をしたり、ギターを奏でたり、シャボン玉を飛ばしたり、多様なデモ参加の形が見られて興味深かった。次回は夜に来てペンライトを振りたい。

 Xでよく見かける恐竜にも会うことができた。嬉しい。

 これからの季節は暑くて大変だと思いますので、どうぞご自愛ください。

 霞ヶ関駅から帰途につく。

 新横浜へ戻ってから「一風堂」で塩分補給。

 赤丸(味玉入り)を食べる。

 まいばすけっとに寄ってから帰宅する。今日は妻と娘はお友だちのダンス発表会へ出掛けており、一日遊んで楽しかったようである。

 今日は暑かった。アイスの美味しい季節だ。

 夕食は、中華丼と煮物。煮物にはがんもどきも入っている。理想的な組み合わせである。

 妻が作る中華丼は私は大好きだが、娘はあまり好きではないので、食べられる機会は限られる。

 入浴してゆっくり汗を流す。日焼けで顔が火照っているので、湯上りはいつもの3倍くらい化粧水をつけておく。

 洗濯を済ませ、娘を寝かしつける。

 23時過ぎに就寝。良い感じに身体がしっかり疲れている。