5時半起床。

 身支度を整え、6時半前に家を出る。今日から1泊2日の尾道旅行、「龍が如く6」の聖地巡礼へ行く。

 新横浜6:51発の東海道新幹線のぞみ5号に乗る。

 朝食は豆乳とフルーツサンド。駅のホームで珈琲も購入した。のぞみ号に乗るのでのぞみブレンドを選んだら、苦みがしっかりあって美味しかった。

 車内では「NCIS:Hawaii」を観て過ごす。このシリーズはどれも面白いが、このハワイ版は人情味があって特に好きだ。

 新富士の手前でアナウンスが入る。冬の富士山がとても美しい。

 関ヶ原付近で列車のスピードが落ちる。日よけを開けると雪国であった。

 京都に近づくと晴れてきた。列車は雪の影響で5分ほど遅れているようである。

 福山で下車し、山陽本線に乗り換える。

 尾道までは約20分。車内は結構混んでいる。

 念願の尾道(龍が如く6内では「尾道仁涯町」)である。桐生一馬が桐生一馬としての最期を迎えた場所だ。

 駅を出るとすぐに尾道水道が見える。

 対岸の向島には造船所が見える。左側にあるのがJFE商事造船加工株式会社(造船部品製造)、右奥に見えるのが向島ドック株式会社(船舶の修繕・修理)。

 渡船乗り場へ。龍が如くファンにとっては慣れ親しんだ景色である。

 尾道と対岸を結ぶ渡船は3航路あり、龍が如くに登場するのはこの福本渡船(ゲーム内では笹福渡船)である。

 福本渡船は来月末で廃業するらしい。現在、尾道水道の渡し船は3航路あるが、残りの2航路は第三セクターによる運営で、最後に残った民間事業者がこの福本渡船(福本フェリー株式会社)だった。施設の老朽化や橋梁交通網の発達・無料化等によって、このような決断に至ったとのこと。手漕ぎの渡し船から始まって135年、伝統ある企業がその歴史に幕を下ろす。日曜日はお休みなので、明日必ず乗ろう。

 昼食は、尾道ラーメン「丸ぼし」(ゲーム内では「十万石」)へ。

 大行列である。普段だったらラーメンに並ぶという選択肢はないのだが、聖地巡礼旅でここは外せない。

 1時間半並んだ。タブレッドでドラマを観ながらだったからそれほど長く感じなかったが、ラーメン屋さんにこれだけ並ぶのは後にも先にもないだろう。

 定番の尾道ラーメンと唐揚げをセットで頂く。

 コクがあって甘みも感じるスープである。美味しい。味は濃いのだが、塩味をそれほど感じず後味はあっさりしている。

 ラーメンに負けないくらい唐揚げが美味しかった。ジューシーなのと、衣についている味が絶妙である。

 桐生さん、美味しかったです。

 食事を終え、センター街(尾道本通り商店街)を歩く。

 ゲーム内ではせいぜい100mくらいの商店街だが、実物はかなり長い。

 駅からずっと繋がっているので、端から端まで歩くと20分は掛かるだろう。

 厳密にいうと、複数の商店街が繋がっているようである。

 商店街を抜け、新開(しんがい)地区へ向かう。尾道最大の歓楽街(スナック街)である。ゲーム内では「花乃窪」という地名になっている。

 ゲームの世界、そのままである。

 夢街道(ゲーム内では夢小路)なんか、まさに瓜二つだ。

 ゲーム内では2階の正面奥に松永さん仕切りのスナック「モレノ」があったが、実際には店名は出ていなかった。

 全体の半分くらいはお店の看板が出ている。

 この一角はゲームで散々行ったり来たりした。

 配置(所在地)こそ違えど、ゲーム内で出てくる建物が随所に見られる。

 ここから先がディープな歓楽街になる。

 「米徳」は名前もそのままゲームで使われている。明日の夜にここで名物の肉鍋を食べる予定である。

 ゲームではこの奥にセンター街のアーケードが見えるが、実際には結構距離が離れている。

 まだお昼なので、スナック街はとても静かである。

 見覚えのある三叉路を左へ進む。

 ゲーム内でスナック「清美」のある通りである。真木よう子さん演じる清美ママは本当に素敵だった。

 実際には「花時計」というお店である。赤ちゃん連れでも入れてもらえるのだろうか。

 向かいにあるのはカラオケ「宅急便」。ゲーム内では歌声喫茶「連絡船」だった。お店のジャンルまでしっかり真似している。

 入り組んだ路地を進んでいく。

 スナック街をぶらぶら散策。

 もう使わなくなったソファや椅子たち。

 スナックだけでなく、お寿司屋さんやラーメン屋さんなども点在している。

 広瀬一家がケツモチしているわけではないのか。

 所々、お昼から営業している飲食店もある。撮影はしなかったが観光客に人気のお店もあるようで、行列が出来ていたりもする。

 全体的に路地が狭く、車が入れない場所も多い。

 今も本当にこの価格設定なのだろうか。

 ゲームだとこの奥に広瀬一家の事務所(広瀬興業)があるのだが、実際にはスナック街が続いている。

 この道路の曲がり具合もゲームでしっかり再現されている。

 スナック仲間の安藤さんが経営する質屋さんの場所には、お洒落なバーが建っている。

 この街のスナックビルのデザインに統一性があるのは、経営元が同じだからだろうか、それとも施工業者が同じなのだろうか。

 螺旋階段があると登ってみたくなる。

 フィリピンパブかな?

 何だか見覚えのある建物だなと思いながら、思い出せずに通り過ぎる。

 少しでもお酒が飲めれば夜のスナックにも突撃したいところだが、こればかりは下戸の辛いところである。

 こういう煙草の自販機、昔は街の色々な場所にありましたよね。

 仕込みが始まってるのだろう、道全体に良い香りが漂っている。

 店内から音楽が流れていたり、カラオケの声が漏れているお店もある。夜に来たらもっと賑やかになるのだろう。

 素敵な看板である。店内からマダムたちのお喋りが聞こえてくる。

 粉ミルクを分けてくれた美容室だ。

 場所と看板の様子から察するに、スナック「New Gaudi」のモデルはこのあたりだと思うのだが。

 これだけ道が入り組んでいると、自分が今どの方向に向かっているのかわからなくなる。

 思い出した。このビル、ゲームだと梯子で上って放火された火を消したりしたんだ。

 確か、屋根伝いに隣の建物に飛び移れたりもした。

 店名の付け方が様々で面白い。競馬好きはどうしても「KINUNA」や「凱旋門」に目が行く。「しまい」は本当に姉妹でやられているのだろうか。

 このスナックビルは最上階がホテルになっている。面白そうなので当初はこちらに泊まろうかとも思ったのだが、値段がちょっと…。

 シンプルで素敵な名前。港町ならではの付け方かもしれない。

 所々に井戸がある。今も現役のようだが、飲めはしないらしい。

 お地蔵さんも所々にいらっしゃり、とても大切にされている。

 ゲーム内での場所とは全く異なるが、広瀬一家の事務所にそっくりの建物を見つけた。壁の色やデザインが瓜二つである。広瀬の親分(ビートたけし)が2階からひょっこり顔を出したりしないだろうか。

 歓楽街を出て、海辺へ戻る。

 かなり寒いが、海風が心地良い。

 尾道水道を眺めながら、しばらく休憩。

 明日は対岸(向島)へも行ってみよう。

 後編へ続く(後編はこちらから)。