いつの間にか、今年も残り1ヶ月を切った。つい最近ようやく涼しくて過ごしやすい季節になったと思ったら、あっという間に寒さに震えるようになってしまった。よく言われることだが、年齢を重ねるにつれ、時間の流れが早くなっていく。
それでも、それなりに秋を満喫することは出来たと思う。
まずは、紅葉の秋。職場の周辺には銀杏の綺麗な道がたくさんあって、秋にその道を通ると、金色に輝く木々の美しさに思わず目を奪われる。今年も、仕事の合間に散策する機会を設けることが出来たのは幸せだった。



続いて、食欲の秋という点では、新潟へ出張に行った後輩が、魚沼産コシヒカリの新米を買ってきてくれた。これが想像していた以上に普段食べているお米と味が違って美味しく、本当に驚かされた。1回の食事で、白米そのまま、納豆ごはん、卵かけごはんと、一気に3杯も食べてしまったほどである。これまで私は、お米が品種や生産地によって値段が大きく異なることに対してピンと来ていなかったのだが、今回初めてその意味を理解・納得することが出来た。これだけ味が違うなら、確かに高いお米を買おうとする気持ちは理解できる。



芸術の秋という点では、職場の入っているビルの入居者有志で作った芸術同好会のイベントで、六本木にある国立新美術館へ「チューリヒ美術館展」を観に行った。抽象派と呼ばれるジャンルの作品が多く、ただ見ただけでは意味がよくわからない作品も多かったが、モネやシャガールなど、私の好きな画家の作品も多く展示されていた。特にシャガールに関しては、少し古いが、JITTERIN’JINNの「プレゼント」という曲の歌詞、「あなたが私にくれたもの、シャガールみたいな青い夜」の意味がちょっとだけ理解できた気がする。


読書の秋については、今年の秋は「漫画で読む」シリーズにはまった。特に面白かったのは、『まんがでわかる7つの習慣』と『マンガでわかる聖書』。特に前者は非常に読みやすく、その後本物の『7つの習慣』にまで手を伸ばした。次は、『マンガでわかる世界史』を読んでみたい。あと、これは読書ではないが、毎週末の競馬新聞は欠かさず読んでいる。しかも、かなり熱心に。


最後に、また食欲の秋に戻るが、先日彼女が私の家に泊まりに来た時に作ってくれたフレンチトーストが絶品だった。前日の夜から下ごしらえをしていて、「フレンチトーストにそこまでするの?」と思っていたのだが、一晩寝かせることによって牛乳と卵がよく染み込んだフレンチトーストは「ふわふわ」どころか「ふわっふわ」で、感動的な美味しさだった。巷で言われる「男を胃袋で掴む」というのは、まさにこういうことを言うのだろう。見事にしてやられた。


このように振り返ってみると、何だかんだで「○○の秋」シリーズをそれなりに網羅して楽しんだようである。仕事の忙しさも、波が大きいものの、その分余裕のあるタイミングもあったし、春から夏にかけてのような大変さはなかった。そして、少なくとも年内は、それほど何かに追われるということもないだろう。その分、今度は冬をしっかり満喫したい。
