7時起床。今日と明日は、各自自由行動である。そもそも、今日から友人は仕事だ。今日は、バンコク市内の王宮や寺院を巡る。ただ、あいにく時折雨がパラつく天候で、何度か途中で雨宿りをせざるをえなかった。

  8時前にホテルを出て、BTSに乗ってサパーン・タクシン駅まで行き、そこからチャオプラヤ川を走るエクスプレスボートに乗る。このエクスプレスボートがなかなかの曲者で、車内アナウンスはないし、各船着場に書かれた英語は小さくて見えづらく、自分の船が今どこにいるのかを把握するのが難しい。また、チケットは船内を歩いている乗務員さんから購入するのだが、手際が良いのであまりモタモタするわけにもいかず、結構焦った。しかし、船上から見るチャオプラヤ川は雄大だった。

朝の渋滞も激しい。


今回の旅では、とにかく何度もこのBTSのお世話になった。


エクスプレスボート。今回乗ったのは急行(オレンジの旗を掲げている)。


チケットは、こんな小さな紙切れ1枚。


チャオプラヤ川を上る。

  何とか目的地のター・チャーン船着場で降り、「ワット・プラケオ」へ。タイで最も格式の高い王室寺院である。写真には撮っていないが、本堂に祭られているエメラルド色の本尊が何とも神秘的で、吸い込まれそうな雰囲気を持っていたのが印象に残っている。それにしても、タイのお寺はとにかく派手だ。これでもかというほどの自己主張っぷりながら、なぜか押しつけがましさはなく、荘厳さも持ち合わせている。私は基本的には日本的な「わび・さび」の文化が大好きだが、こういう派手さと荘厳さを持ち合わせたお寺というのも魅力的だと思う。

  続いては、同じ敷地内にある王宮へ。ちょうどこの頃から雨が降り出してきたのでゆっくり見て回ることは出来なかったが、さすがに歴代の王様の住まいだけあって、風格のある建物が並んでいた。

  続いては、巨大な寝仏とタイ式マッサージの総本山として有名な「ワット・ポー」へ。寝仏は聞きしに勝る迫力だが、表情が優しいので親しみやすさを感じる。また、周辺には数多くの仏塔が建っており、ひとつひとつの造りが少しずつ違って面白い。

  一通り見て回った後、せっかくなのでタイ式マッサージの総本山の力を体験することにする。30分のコースで入り、全身をマッサージしてもらった。事前のイメージでは変なポーズを取らされる痛いものと思っていたが、実際にはほとんど痛くもなく、ツボ押しと揉みが中心の気持ちの良いマッサージだった。特に、無理なく体が伸びて行って体内でボキボキと音がするのが快感だった。

  再びチャオプラヤ川へ戻り、ター・ティアン船着場から今度は渡し船に乗って対岸へ渡る。渡ってすぐのところに、「ワット・アルン」がある。ここのメインは、何といっても大きな仏塔である。下から眺めてもその高さには圧倒されるし、実際に登ってみると更にその大きさがよくわかる。特に、高所恐怖症の私にとっては、文字通り足が震える高さだった。階段も非常に急なので、特に下りる時がめちゃくちゃ怖く、高いところの苦手な人は登らないほうが無難だと思う。しかし、これほど精密で美しく、大きな仏塔は、これまでに見たことがない。


仏塔の上から対岸を眺める。この後、下りるのが地獄だった。

  再び渡し船とエクスプレスラインに乗ってBTSのサパーン・タクシン駅まで戻り、サラディーン駅で下りて初日の夜に来たタニヤ通りへ。昼間だと、またちょっと異なる雰囲気になる。今回は単にレートの良い両替所を目指してきたのだが、せっかくなので近くの露店で昼食を取る。タイ語がわからないので適当に「Yes」を繰り返した結果出て来た料理は、「カオマンガイ」に甘いタレをかけたような感じで、めちゃくちゃ美味しかった。ただ、料理名はわからないし、もう1度同じものを注文する方法もわからない。

  タニヤプラザ(というショッピングモール)に入り、カフェで休憩。苺ミルクジュースとフルーツ杏仁を食べる。タイのスイーツの甘さは、私の好みとぴったり一致する。

  再びBTSに乗ってアソーク駅へ移動し、駅直結の大型デパート「ターミナル・トゥェンティーワン」でウィンドーショッピング。中には日本をモチーフにしたフロアもあって、歩いていても飽きない。

  デパート内で先輩と友人と待ち合わせ、エイズ撲滅をテーマに掲げるレストラン「キャベッジズ&コンド0ムス」で夕食。経営者はタイで「MR.コンドーム」と呼ばれるほどエイズ撲滅に尽力されている方で、お店に入るとコンドームで作られた人形が出迎えてくれたり、お土産コーナーにもコンドーム関連グッズが数多く置かれている。しかも、商品によってはその収益がエイズで苦しむ人々への支援に使われるとのことで、出来るだけ多くのお土産をこのお店で調達した。ちなみに、レストランそのものはきちんとした(むしろ高級な部類に入る)もので、料理も美味しかった。普通のレストランと異なるところといえば、最後に1人1個コンドームがもらえるところだろうか。若い女性店員さんからコンドームを渡されると、ちょっとドキッとする。

全身コンドームで作られたサンタさん他。


春巻き。


きのこメインのスープ。


カレー&焼きそば的な料理。


良い子のみなさん、コンドームはちゃんと着けましょう。

  ホテルに戻ったのは22時過ぎ。さすがに少しずつ疲れが溜まってきたので、早めにベッドに入った。