6時起床。今日から、1泊2日で乗鞍・上高地旅行である。7時前に母と一緒に家を出て、新宿へ。外出先から直接来る弟と合流し、08:00発の特急スーパーあずさ5号に乗って松本を目指す。所要時間は約2時間半。話をしたり、観光ブックを読みながらあれこれと見る場所を考えているうちに到着する。電車から降りた瞬間、空気の冷たさに驚く。市街地でこれだけ涼しいとは。しかし、気温を見ると案外東京と変わらない。おそらく、湿気が圧倒的に少ないために涼しく感じるのだろう。

松本駅で大阪からやって来た祖母と合流し、駅前でレンタカーを借りて出発。最初の目的地である乗鞍高原までは約1時間。標高が高くなっていくに連れて、どんどん空気も冷たくなっていく。
乗鞍高原に入り、まずはカフェレストラン「ふきのとう」で昼食。私は、信州ではよく食べられているという馬肉のステーキ(さくらステーキ定食)を食べた。これが、あっさりしていてとても美味しい。周りを焼いているだけなので、感覚的には馬刺しに近い。一度しっかり火を通したものも食べてみたい。また、祖母と母が注文したチーズフォンデュも、3種類を混ぜ合わせたというチーズが絶品だった。つけるものがパンだけというのが少し残念だが、これは一度食べてみて損はない。





お店の前では、人懐っこいワンちゃんが送り迎えをしてくれる。
乗鞍観光センターに車を止め、シャトルバス乗り場へ。乗鞍の山頂エリアはマイカー規制が実施されているため、そのまま行くことは出来ないのだ。シャトルバス乗り場へ着いたところでタクシーの運転手さんたちから声を掛けられ、往復11,000でタクシーに乗らないかと提案される。シャトルバスの往復料金は(1名2,400円で)9,600円だから、なかなか魅力的な提案である。次のシャトルバスまでは30分も時間があったし、せっかくなのでお願いすることにする。そして、これが大正解だった。運転手のTさんが非常に親切な方で、観光案内はしてもらえるし、途中の景色の良いポイントで止まって散策もさせてくれる。シャトルバスではこうはいかない。しかも、Tさん曰く今日はここ1ヶ月で一番の快晴とのこと。天気ばかりは運なので、これは本当にラッキーだった。




畳平(山頂)へ到着し、まずはメインのお花畑を周回する。やはり、かなり寒い。パーカーを着ていても寒い。しかし、この時期は夏のたくさん花が咲いている時期と秋の紅葉とのちょうど間なので、花はほとんど咲いていない。そのため、観光客もまばらで、ゆっくりと散策することが出来た。しかも、周りの景色は本当に絶景なので、岩に腰掛けて辺りを見回すと、最高に爽快な気分になった。














その後、10分ほど掛けて魔王岳へ登る。ここからの景色が、これまた素晴らしい。多くの人がここまでは登ってこないが、せっかく畳平まで行ったら絶対に足を延ばしたほうが良い。また、たまたまお会いした長野県在住だというハイカーさん曰く、これだけ景色がはっきり見えるのは年に数日しかないらしい。「本当に幸運ですよ」とのこと。これだけ運が良いと、あとが少し恐い。



再びタクシーに乗り、観光センターの駐車場まで戻って来る。シャトルバスなら1時間しか取れなかった観光時間も、タクシーのおかげで1時間半以上も取ることが出来た。いろいろと案内もして頂けたし、本当に良かったと思う。Tさん、ありがとうございました。
車に乗り、今日の宿泊先である白骨温泉の「新宅旅館」へ。部屋に案内されたあと、さっそく温泉に入る。白骨温泉は、静かな山間にあるまさに秘湯である。泉質は弱酸性の硫黄泉で、乳白色に輝くお湯は見た目も美しい。浴室に入った瞬間の硫黄の匂いに期待を膨らませながら、露天風呂へ向かう。露天風呂はお湯だけでなく景色を楽しむところだが、景色なんてどうでもいいと思わせるくらいお湯が良い。かなり良い温泉だという話は聞いていたが、これほどとは思っていなかった。源泉掛け流しなので飲むこともでき、胃や腸に良いらしい。内湯へ移動し、再びゆっくりと浸かってから部屋に戻る。自分の体から温泉の香りがして、最高の良い気分だ。
夕食は、地元の素材を使った和会席料理。山菜をふんだんに使った前菜に始まり、黒毛和牛の朴葉味噌焼きや岩魚の塩焼き、松茸の土瓶蒸し、お蕎麦や煮物など予想以上に豪華なメニューだった。その中で印象的だったのは、八ヶ岳産ロメインレタスのお刺身と、温泉で焚いたお粥を揚げたコロッケ。特に、温泉粥コロッケは絶品だった。これを冷凍食品とかで販売してくれたら、送料を払ってでも定期的に購入したい。




ロメインレタスの”お刺身”



温泉粥コロッケ




部屋へ戻ると、夜食用に野沢菜のおにぎりが置かれていた。食事を終えてお腹はいっぱいだったが、ついついすぐに食べてしまう。しかも、美味しい。

再び温泉へ。夕食前の時もそうだが、あまりにお湯が良いのでついつい長湯をしてしまう。それでも不思議とのぼせることはなかった。就寝は23時過ぎ。
