6時半起床。朝食はバイキング。地元の食材を使った料理が多く、お腹いっぱい食べる。

貸切の露天風呂に入る。朝日を浴びながら入るお風呂も素晴らしい。湯船のへりに寝転がって、風の冷たさとお湯の温かさを楽しむ。大抵の貸切風呂の場合、小一時間の持ち時間を持て余すことが多いのだが、ここの貸切露天は時間いっぱい満喫してしまう。


9時過ぎに宿をチェックアウトして、磐梯吾妻スカイライン経由で会津若松を目指す。磐梯吾妻スカイラインは冬季閉鎖が終わったばかりなので周囲がまだまだ雪深く、途中には火山ガスが発生しているために窓を閉めなければならないところ、駐停車が完全に禁止されているところなどもあった。峠からの眺めも素晴らしく、一面の雪景色は神秘的でもあった。


火山ガス発生中の一帯。確かに、火山感がある。


峠は風が強く寒さが堪える。景色も相まって、季節が冬に逆戻りしたような気持ちになる。

写真を撮っている私が立っている雪の塊の下は空洞になっていたらしい。いやいや、写真を撮っていないで教えてくださいよ。

日頃からの風の強さがよくわかる。

会津若松市内へ戻ってきて、「とん亭」で昼食。会津名物のソースかつ丼が有名なお店である。注文は、これもまた会津名物の馬刺し、私がソースかつ丼、妻が馬肉のソースかつ丼。ここのソースかつ丼は、お肉はもちろん、お米やキャベツ、お椀までも地元で作られたものを使用している。馬刺しは赤身で柔らかく、味も濃厚。ソースかつ丼はソースが濃いめで、がっつり系といえるだろう。妻の注文した馬肉のカツはさっぱりしていたが、やはりカツ丼にするなら豚肉のほうがいいように思う。




鶴ヶ城を観に行く。生憎雨が降り始めてきたのでゆっくりと散策することは出来なかったが、難攻不落の名城といわれただけあって、存在感は抜群だった。




私にとってはこれで3日連続となる「會津壱番館」で休憩。一昨日初めて来た時に、妻も連れて来ようと決めていた。今回私は、会津の蜂蜜を入れる珈琲とバナナシフォンケーキを注文。珈琲と蜂蜜の相性は思っていた以上に良く、砂糖やミルクの甘みよりも味わい深く感じられた。


会津若松駅でお土産を買い、ホームへ出る。今日は、ここから新潟までSLばんえつ物語号に乗る。留置線では、ちょうどSLを客車に連結する作業が行われていた。立ち上る煙、噴出する蒸気、機関車が呼吸する様子に目が釘付けになる。やはり、蒸気機関車は生きている。ホーム入線のために動き出した時には、感動で身体が震えた。
SLが後退しながら客車に近づいていく。


連結完了。


出発が近づいてきた。



客車もなかなか味のある外観だ。

ホーム入線のため、留置線から一旦引き上げる。

さあ、いよいよ入線だ。

みんな入線を待っている。

推進運転(後退)で入線してきた。

会津若松駅の出発は15時25分。普通車のボックス席に陣取り、人生初のSL旅がスタートする。せっかくなので、車内を探索。展望デッキや最後尾のオコジョ展望車両などを満喫し、売店コーナーで新潟地ビールとこしひかりジェラートを買って帰ってきた。




最後方の窓から。煙が一直線に続いている。



売店のメニューも豊富で、SLグッズも数多く用意されている。


ボックス席を2人で占領できたので、足を伸ばしてくつろげた。

野沢駅で10分間ほどの停車時間があるため、駅のホームへ出る。SLの横では、機関士さんや整備士さんが集まって打ち合わせをしていた。機器の稼働状況や注意点、メンテナンスの内容など、かなり具体的な話をしている。やはりSLは精密機械であって、動かすためには綿密な計画と細心の注意が必要なのだ。ちなみに、私たちはここで専用プレートを持って記念写真を撮ってもらった。こういうサービスがあるのはありがたい。

みなさん真剣な表情で打ち合わせを行っている。




普通車は、窓を開けることが出来る。気温が低いのでずっと開けているわけにはいかないが、煙の香りを味わいながら眺める景色は格別だ。また、車内ではSLグッズを景品に、じゃんけん大会が行われた。スタッフのお姉さんが一生懸命で、思っていた以上に盛り上がる。私たちは残念ながら負けてしまったが、ちょうど中だるみの時間帯にこういうイベントを組み込むことで、一般的には長いと思われる3時間40分の旅も充実したものになるのだろう。JR東日本の営業努力の賜物である。



車掌さんの車内改札で、切符に専用の判子を押してもらう。乗車手帳へのスタンプも合わせて、乗車の良い記念になった。



2度目の休憩は、津川駅。山あいの静かな駅で、ちょうど夕日が沈んでいくところだった。ここで、SLへの水の補給とメンテナンスが行われた。




給水中に、石炭も取り出しやすいように移動させている。


機関士さんは休憩中?

ネジの締りの確認など、メンテナンス作業が行われていた。



先に進むに連れて、周囲が暗くなってくる。最後の1時間は、座席でゆっくりと過ごした。当初はリクライニングしないボックス席で4時間近く座っているのは大変かと思ったが、イベントなどで座席にいない時間も多かったし、何より2人だと靴を脱いで向かいの座席に足を伸ばせるので、むしろ快適だった。
新潟駅には、ほぼ定刻(19時06分)通りに到着。初めての蒸気機関車の旅は、期待以上に楽しかった。鉄道マニアではない妻も、想像していたよりも楽しめたようである(但し、3時間40分は少し長く感じたそうだ)。


お世話になりました。

新潟駅から越後線に乗り、1駅先の白山へ。先日も仕事の関係で降りた駅だが、今日は目的が違う。

駅から歩いて、白山公園へ。新潟ではちょうど桜が満開になっているようなので、夜桜見物をする。園内の桜はまさに満開で、たくさんの花見客で賑わっていた。ライトアップがそれほどあるわけではないため派手さはないが、夜ならではの妖艶な美しさを感じることが出来た。






屋台群の出入口が狭すぎませんか?

タクシーで新潟駅へ戻り、駅前にある郷土料理居酒屋「越後番屋酒場」へ入る。のどぐろの塩焼きやバイ貝のお刺身を中心に、軽めの食事をする。やっぱり、せっかく新潟に来たのだから地のものを食べないと。


お通しは、ホタルイカ。

筍もほくほくで美味しいが、食べられる部分はだいぶ少ない。

バイ貝のお刺身。

サーモンハラス焼き。

のどぐろの塩焼き。

笹寿司。新潟の郷土料理らしい。

新潟こしひかりのおにぎり(塩辛)。

東京行きの最終新幹線、新潟駅21時34分発のMAXとき350号に乗る。先日、2020年度末を目途に引退することが発表されたMAX車両。通勤需要に対応するために定員を増加するため、2階建てになっていたり、自由席は3+3の座席になっていたりと特徴の多い車両だ。土曜日の最終ということで乗客は驚くほど少なく、私たちの車両は片手で数えられるくらいしか人が乗っていなかった。ここまで空いていると、逆にちょっと居心地が悪い。
8両×8両の16両編成の車両だ。



3+3の自由席座席。新幹線でこの座席レベルはちょっと厳しい。


私たちが乗ったのは、普通の2+3の指定席。


今回は1階席を選んだ。このホームすれすれからの光景もいずれは見られなくなるのか。

新潟駅の売店で、ルマンドのアイスを見つけた。モナカアイスの中に、ルマンドがそのまま入っている。


車内販売でもアイスクリーム(いちごのアイスモナカ)を購入。苺ミルク風味の美味しいアイスモナカ。

東京駅到着は23時40分。帰宅は0時を回ってからだった。

