4時半起床。

 本格的な雨が降っている。よりによって今日降らなくても。

 朝食は蜂蜜入り豆乳ヨーグルト。

 荷造りを完成させて身支度を整え、5時半前に家を出る。今日から1泊2日の北海道出張である。

 新横浜駅前からバスに乗り、羽田空港へ。

 羽田7:20発のJAL503便で新千歳へ。今日は単なる移動日なのでこんな早朝便に乗る必要はないのだが、せっかくなのでエスコンフィールド北海道で日本ハムvs.広島の試合を観ることにしている。

 JRで千歳駅へ移動し、ホテルに荷物を預ける。

 時間に余裕があるので、少し寄り道をして行こう。

 「東亜珈琲館」で早めの昼食をとることにする。

 千歳に滞在する時は毎回来たくなるほど居心地の良いお店である。

 私にとっては昼食だが、時間的にまだモーニングセットが注文できる。

 トースト、ハムエッグ、サラダというラインナップ。トーストがバターしみしみで美味しい。

 腹ごしらえを終え、千歳駅に戻る。少し雨が降り出した。

 北広島へ。到着前、車内アナウンスでエスコンフィールド北海道が紹介されると共に、今日の対戦相手である広島カープのチームカラーが赤色ということで、「ホームでユニホームや旗などを振ると非常信号と間違えられる可能性があるのでご配慮ください」というお願いも流れ、所々で小さな笑いが起きていた。

 時刻は11時30分(試合開始90分前)。

 バスもタクシーも大行列だったので、歩くことにする。

 広い歩道が整備されている。

 雨は上がり晴れ間も出てきたが、その分歩いていると暑い。

 公式には駅から徒歩19分とのことだったが、私の足だとちょうど15分だった。新駅が完成したら徒歩4分になるらしい。

 さあ、やってきましたエスコンフィールド北海道。

 昨年来た時よりも更に周辺の開発が進み、「ボールパーク」にふわさしい街になってきている。

 子ども向けの公園・広場やアトラクションも豊富で、球場周辺の至る所で子どもたちの嬉しそうな声が聞こえてくる。いつか娘も連れて来たい。

 グッズ売場で松本剛選手のユニホームを購入。今は2軍調整中だが、リーグ優勝、日本一を目指す上で彼の存在は欠かせない。

 今日の席はバックネット裏3階席の最前列。前回(2階最前列)に比べると遠いが、それでも視界は良好である。

 先発は金村投手。スタメンは郡司選手が捕手に入る攻撃型、個人的に大好きなルーキーのガタシュー(山縣秀選手)もショートで先発、ライトには2年目の宮崎選手が抜擢された。

 一番嬉しいのは、野村選手が怪我から復帰したことである。

 結果的に、今日はとてつもない試合になった。もしかするとチームの歴史に残るかもしれない。

 先発の金村投手が打ち崩されて6回表を終わって0-7という圧倒的な劣勢から、6回裏に水谷選手のホームランで1点、8回裏に水谷・中島両選手の連続ヒットを皮切りに4点(宮崎選手にタイムリーヒットが出た)、そして9回裏、2アウト2ストライクと土俵際まで追い込まれたところから中島選手が粘って四球、清宮選手のヒット(と代走矢澤選手の盗塁)と続き、レイエス選手がセンター前にヒットを放って同点。球場全体が大声援に包まれ、私もあまりの興奮で視界が揺れ、息が止まるかと思った。

 7-7で延長戦に入り、柳川投手が3者連続三振で広島打線を抑えた後の10回裏、先頭の田宮選手がライトスタンドへホームランを放ち、サヨナラ勝ちを決めた。完全イケイケの雰囲気の中、3ボール1ストライクからストレート1本に絞って振り抜いた見事な1発だった。「もうお化粧がー」と言いながら大号泣している隣のお姉さんとハイタッチをしながら、私自身の顔もぐしゃぐしゃになっていた。

 もし今シーズン優勝できたら、今日の試合が大きなきっかけだったと振り返られることになるだろう。

 実は0-7になった時、ほんの少しだけ「帰ろうかな」と思った。しかし、ビジョンに映し出される打席に向かう選手たちの顔つきがギラギラしていて、選手が諦めていないのだから最後まで見届けようと踏みとどまった。選手たちを信じて良かった。

 ファイターズ賛歌を歌う。両隣のお姉さん方も、私も、まだ泣いている。

 ヒーローインタビューは柳川投手と田宮選手。柳川投手は昨日の登板から6者連続三振だったそうだ。すごい。

 田宮選手は見た目も話し方も可愛い。とてもあんな豪快なホームランを打つ選手だとは思えない(褒めてます)。

 お立ち台に登壇した2人はもちろん、今日はチーム一丸となってもぎ取った試合だった。観に来て良かった。

 今シーズンの交流戦のホーム開催は今日が最後。各チームとのカード最終日には相手のファンへのメッセージが掲示される。おそらくこれを見るために残っていたカープファンの皆さんから拍手があり、それに呼応して球場全体が拍手に包まれた。こういう取り組みは素晴らしいと思う。

 試合が終わってもエスコンの営業は続く。七つ星横丁(飲食店街)で夕食にしよう。

 試合後の野球場とは思えない賑わいである。

「大連餃子基地 DALIAN」でフランミル・レイエス選手の選手グルメ「メッチャウマイオニクノゴハン」を購入。

 私が今日の試合のMVPを選ぶなら、レイエス選手である。打席での集中力は遠くから見ていても段違いで、打線が森投手に完全に抑えられていた序盤も彼だけはヒットを打ち続け、8回裏の犠牲フライも、9回裏の同点タイムリーも圧巻だった。9回のヒットを放ったあとにベース上でチームやファンを鼓舞する姿は、一昨年のWBC準決勝の大谷選手を彷彿とさせる迫力だった。プロ野球界では「助っ人外国人」というような表現がよく使われるが、普段のキャラクターも含めて彼は「助っ人」ではない、間違いなくチームを牽引するリーダーの1人である。

 メッチャウマイオニクノゴハンは、いわゆる魯肉飯(ルーローハン)である。八角が香り高くて食欲をそそられる。

 レイエス選手の活躍を振り返りながら食べる。美味しい。

 グラウンドに戻ると、札幌国際情報高校吹奏楽部のダンプレライブが開催されていた。

 聴くだけでなく、見ていても楽しいライブだった。今度定期演奏会が開催されるそうなので、札幌近辺の方はぜひ。

 全員の名前がすぐに出てくるあたり、何だかんだで私ももう古参ファンである。

 18時過ぎにエスコンを後にする。次はいつ来られるだろうか。

 北広島から快速エアポートに乗り、新千歳空港へ戻る。

 レンタカーを借りる。興奮冷めやらないが、一応ここからお仕事モードである。

 セイコーマートへ寄り、明日の朝食や飲み物などを購入。

 千歳ステーションホテルにチェックイン。通常のシングルルームが満室だったので、デラックスシングルルームに泊まることが出来た。デラックスだとバス・トイレ別になるのでありがたい。

 入浴して汗を流してから、プチ夕食。セイコーマートの鮭おにぎりを食べる。まだ温かくて美味しい。

 初めて見つけたブルーベリージャムパンも食べてみる。甘めのブルーベリージャムがたくさん入っている。カロリーがちょっと気になる。

 朝が早かったので強烈な睡魔がやってきて、23時前に就寝。